【誤嚥性肺炎と口腔ケアの関係】波及効果で万病予防

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【誤嚥性肺炎と口腔ケアの関係】

口腔ケアは誤嚥性肺炎の防波堤

口腔ケアにより口の中を綺麗にすることで、清潔感を得られるだけではなく様々な効果を得ることができます。中でも大きいのは、高齢者の死因としても多い誤嚥性肺炎を防げる点です。それ以外にも予防可能な病気は多く、一見すると無関係な全身疾患すらも発生リスクを低下させることができるのです。

口腔ケアで誤嚥性肺炎を防ぐ

誤嚥性肺炎とは、食べ物や飲み物を、肺に繋がる気道へと送り込んでしまう「誤嚥(ごえん)」が発生した際に、反射的に吐き出すことができずに、細菌が肺へ入ってしまうことで発生する肺炎です。このような、飲み込む行為「嚥下(えんげ)」が失敗しやすくなり、吐き出すことが困難な状態を「嚥下障害」と呼びます。

嚥下障害は、加齢や脳梗塞などの疾患を理由として発症しますが、口腔ケアの一環としてリハビリを受けていただくことで、嚥下機能の改善、現状維持が見込めます

また、口腔ケアではお口の中を清潔に保つことを同時に目指します。誤嚥により飲み物などが肺へ送り込まれてしまっても、口の中の細菌が少なければ、それだけ誤嚥性肺炎のリスクは低下します。

誤嚥性肺炎だけじゃない、口腔ケアの波及効果

口腔ケアを行うことで防げる病気は、誤嚥性肺炎のみではありません。

心筋梗塞、脳梗塞など、血管の病気の予防

心筋梗塞や脳梗塞などの血管の病気には、歯周病と深いつながりがあることが近年になって判明してきました。歯周病が進行すると、歯茎の血管より歯周病菌がわずかながら体内へと侵入します。これが血管を詰まらせる原因となり、心筋梗塞や脳梗塞など、非常に重い病の原因となる恐れがあるのです。

口腔ケアを行うことにより歯周病の進行を防ぎ、心筋梗塞などの病気のリスクを低下させることができます。

糖尿病の予防

糖尿病も、歯周病と繋がりが明らかとなっている病気です。

歯周病の炎症により発生した毒素は、歯茎から全身の血管へ侵入します。この毒素が、血糖値を低下させているインスリンの働きを弱めてしまう原因となるのです。歯周病を治療することは、糖尿病の予防にも繋がるのです。

認知症を防ぐ

歯周病は長い時間をかけて進行し、高齢者の歯が抜け落ちる原因となります。歯を失うと、咀嚼する回数が減り、食べる楽しみも失ってしまします。その結果、脳への刺激が著しく減少することで、認知症を発症しやすくなるのです。口を運動させ、適度な刺激を受け続けることは、認知症予防に大切と言えます。

口腔ケアで万病の予防を

高齢者がいつまでも元気でいるためには、お口を清潔に保ち、機能を低下させないように心がけるのが重要です。口腔ケアにより、より良い生活を目指しましょう。


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